NPO法人日本不妊カウンセリング学会は、最適な不妊治療選択の研究・実践することができるよう研究・実践を行っています。

第11回学術集会のご案内

学術集会

2012-06-08 / ニッショーホール


  • 学会期日

    2012年6月8日(金曜日)
    am10:00-pm6:00(実際の演題数によって時間は多少前後します)

    一般演題/シンポジウム/教育講演/特別講演/総会/評議員会/理事会


  • 場所

    ニッショーホール

    東京都港区虎ノ門2-9-16
    地下鉄(銀座線)虎ノ門駅 3番出口から徒歩3分
    (丸ノ内線・日比谷線・千代田線)霞ヶ関駅A13番出口から徒歩10分


  • 学術集会長

    道子(永井クリニック・京野アートクリニック)


  • 会長講演
    『目で見る生殖医療と遺伝』

    座長:佐藤孝道(明理会中央病院・婦人科)
    演者:笠島道子(永井クリニック・京野アートクリニック)

    生殖医療のいかなる技術を駆使しても、子どもは"授かる"ものであることには変わりありません。生まれることの難しさを細胞遺伝学的な側面から探ってみます。


  • 特別講演
    『生殖医療とエピジェネティクス』

    座長:笠島道子
    演者:有馬隆博(東北大学大学院医学系研究科 環境遺伝学部情報遺伝学・教授)

    2003年にヒト全ゲノム解読が終了したことにより、これまでのDNA上の遺伝情報伝達だけでなく、全く新しい概念の遺伝の仕組みが明らかにされました。これがエピジェネティクスと呼ばれ、現在ではがんや先天異常など多くの病気の発症にかかわっていることが解明されつつあります。さらに、エピジェネティクスは胚発生や細胞分化をはじめとする、さまざまな生物現象にかかわることから、生殖医療の特殊な環境がもたらす影響についても懸念されるところです。エピジェネティクスの基礎と生殖医療領域における研究の最新情報をお伝えします。


  • シンポジウム
    『難治性男性不妊への取り組み』

    座長

    • 大橋一友(大阪大学医学系研究科)
    • 浜崎京子(中央クリニック)

    シンポジスト

    • 石川智基(石川病院・泌尿器科)
    • 沖津 摂(三宅医院・生命科学研究室)
    • 菅野伸俊(木場公園クリニック)
    • 枝元直子(筑波学園病院)

    不妊症はカップルの問題であるにもかかわらず、一般的には女性側の原因追究が先行しがちです。不妊の原因の割合から考えると、夫婦共に原因がある場合を含め約半数は男性因子が関与しているとされています。そのため、むしろ不妊検査は負担の少ない男性から先に進めても良いのではないかとの声もあるくらいです。男性不妊の多くは精子形成に問題がある造精機能障害と言われますが、近年の生殖医療技術の進歩に伴い、高度乏精子や無精子など難治性男性不妊症例であっても精巣内の精子を回収する技術(TESE) により妊娠が可能になってきています。しかし、全国にある不妊専門医療機関において男性不妊症を扱う施設は少なく、泌尿器科医が在勤する施設はさらに限られているのが現状です。難治性男性不妊と診断されたカップルにおいて、男性は悩みを打ち明けることが少なく、現実が受け入れられなかったり、男性であることを否定されたような気持ちを引きずってしまったりすることも少なくはありません。一方、女性にとっても戸惑いや計り知れない複雑な気持ちを抱えることになり、双方への適切な初期対応が必要であると考えます。シンポジウムでは、男性不妊にも目を向けて頂くために難治性男性不妊を取り上げました。医師およびエンブリオロジストからは理解を深めるための基礎知識や最新の治療、TESEの現状、精子回収率、次世代への影響などについてご発言頂きます。また、不妊カウンセラーからは難治性男性不妊と診断されたカップルの男性側と女性側それぞれの立場が抱える問題等について話題提供して頂きます。参加される皆様と充分な全体討議ができるよう時間にも配慮し進めて行きたいと考えております。

    ★あらかじめ皆様からの経験談やご意見、ご質問なども募集いたします。3月12日までに事務局にお寄せ下さい。


  • 学会賞

    すぐれた応募演題(一般演題、シンポジウム、講演など全てを含みます)には、学会賞を授与します。学会賞は選考規定に従って選考され、受賞者には賞状と賞品が授与されます。優秀な演題3題に優秀賞、将来が期待される研究7題程度に奨励賞が授与します。合計10題に選出された方には、副賞として首席発表者の往復交通費、宿泊費が贈呈されます。


  • 一般演題応募要項

    不妊カウンセリングについて創意と工夫溢れる多数の演題を、下記のようなテーマで募集いたします。さまざまの職種からの演題応募を期待いたします。
    不妊カウンセリング/不妊治療/ART/男性不妊/続発性不妊/家族論/インフォームド・コンセント/倫理/法律/ピア・カウンセリング/自助団体/電話相談/FAX相談/E-mail相談/インターネット/ネットワーク/医師からのアプローチ/看護職からのアプローチ/心理職からのアプローチ/事務職からのアプローチ/非配偶者間人工授精/卵子の提供/代理母/遺伝/染色体異常/出生前診断
    (これらの演題内容や分類は一応の目安です。いくつかの領域にまたがる発表でも構いません。発表区分は学術集会長に一任をお願いします)

    締め切り:2012年3月12日(月曜日)必着

    応募受付は終了いたしました。


  • 倫理的問題への配慮

    倫理上の配慮が必要なものについては、どのように対処したかを本文中に明記してください。また、事例報告については、患者、クライアント(カウンセリー)、カップルのプライバシーに配慮し、対象者の同意を得るか、対象者本人が見た場合でも特定できないよう工夫してください。さらに、個人情報保護法を遵守して、十分な配慮を行ってください。倫理的問題への配慮が不十分であると考えられる場合は、演題や発表内容の訂正を求めたり、発表をお断りすることがあります。


  • 発表形式

    口演のみ。口演では液晶プロジェクター1面のみが使えます。Window、PowerPointでの発表のみ、7日前までに下記あてメイルに添付して頂いて送付して頂ければ事務局で準備いたします。必ず作働確認を受けてください。なお、念のために当日バックアップCDもしくはUSBメモリーを持参してください(FD、MO不可)。
    また、Window, PowerPoint以外の場合は各自、データを入力したパソコンを持参して下さい。パソコン接続用にプロジェクターとケーブルを用意します。パソコンによってはアダプターが必要ですので、ご持参ください。

    口演は7分、質疑5分を予定しています。

    演題の申し込み(筆頭演者)は会員に限ります。非会員で発表を希望される場合は、別途入会手続きをお取りください。入会申込書を演題と一緒にお送りいただいても構いません。


  • 演題応募方法

    下記のいずれかの方法(E-mailか郵送)によってください。


    1. E-mailによる応募

      • 送り先:toiawase@jsinfc.com
      • 件名を、「不妊カウンセリング学会演題応募:発表者氏名」としてください。
      • 下記の内容をWindows Microsoft Wordsファイルで、下記の要領で印刷可能としたものを、添付ファイルにてお送りください。

        *A4、2枚以内にまとめてください。余白を上下左右ともに3cmずつお取りください。さらに左上角には2.5cm大の余白部分をお取りください。演題名、演者氏名、所属は14pの明朝体、本文は[目的][方法][結果][考察]の順に12pの明朝体でお書きください。2枚目にも上下左右ともに3cmの余白をお取りください。ただし左上角の2.5cm大の余白は不要です。


        *アブストラクト・サンプルを参考にしてください。

        *図や表を貼り付けられてもかまいません。

        *上記を厳守して頂ければ、文字のピッチ、図表の配列などは自由です。

        *抄録はそのまま日本不妊カウンセリング学会誌に掲載されます。抄録提出後の訂正はできません。

        メールの本文に、筆頭発表者の所属、住所、電話番号、FAX番号、E-mailアドレスをお書きください。

        規定に沿ってプリントアウトできない場合は、再度作成して頂くことがあります。

      • 演題を受領した場合は、演題受領の返信を行います。返信がない場合は受領されていないと考え、事務局にご連絡をください。
      • 上記の条件が充たされていない場合は、演題を受領できませんのでご注意ください。

    2. 郵送による応募

      • 送り先

        〒104-0053 東京都中央区晴海2-5-16-1019メディカルブレインサービス内
        第11回日本不妊カウンセリング学会事務局あて
        電話:03-3533-6531  FAX:03-3533-6532

      • E-mailによる場合と同様に抄録を作成し、Windows用のCDに記録し、1部プリントアウトしたものを添付して、送付してください。
      • 簡易書留でお送りください。
      • 演題を受け取った場合は、演題受領の葉書をお送りします。葉書が届かない場合は、演題が受領されていないものと考え、事務局にご連絡ください。

  • 総会

    2012年6月8日(金曜日) pm1:30-2:00(演題数により変更有り)


  • 学会参加費

    3,000円(当日現金払い。事前受付は行いません)


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