NPO法人日本不妊カウンセリング学会は、最適な不妊治療選択の研究・実践することができるよう研究・実践を行っています。

会告・声明・見解

2018年2月1日  胚培養士を含む医師以外の職種の説明行為について

 日本産科婦人科学会から、胚培養士を含む医師以外の職種が行なう説明について、下記のお知らせが出されました。これについて情報を集めましたところ、胚培養士が医師に相談することなく、移植胚の選択を行なったり、胚培養士外来で患者へ治療の説明をしていた施設があったようです。このために、日本産科婦人科学会がこのお知らせを出した経緯があったとわかりました。

 医師の指示の元に行われる胚培養士の専門的見地に基づいた患者への精子、卵子、胚の説明やこれを敷衍(ふえん)する「胚培養士外来」での説明も、医師の指示の元に行われているものに関しては、このお知らせの趣旨に抵触するものではありません。また当学会が認定している不妊カウンセラーやIVFコーディネーターが患者に行う説明も、最終的には医師が患者の同意を得て行う医療行為を判りやすく患者に説明するものであり、治療方針を決定するものではなく、このお知らせで示されたような注意喚起の対象になるものではありません。

 本学会員の皆さまにおかれましては、これまで同様、不妊に悩む患者カップルを支援するために、医療行為は医師が患者の同意を得て行うものであるという原則を踏まえて、患者が十分に理解・納得して医療を受けられるよう支援活動を行っていただきたくお願い申し上げます。

2018年2月1日

NPO法人 日本不妊カウンセリング学会
理事長  村上 貴美子

お知らせ

2017年6月2日  当学会の会員資格や認定資格の使用について

 当学会では、日本の法律および日本産科婦人科学会や日本生殖医学会などの主たる学会の会告に沿った生殖医療の実施を遵守することが重要と考えています。

 それらに著しく違反する行為を行った場合は、認定資格を業務上使用できない措置を検討する場合もありますので、学会員の皆さまにおかれましては十分にご配慮の上、遵守頂きますようお願いします。

2017年6月2日

NPO法人 日本不妊カウンセリング学会
理事長  村上 貴美子

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